フルスイングファンの歩き方

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【第13話】勝たせてあげたかった公式戦と、翌日に見えた来年の期待

少年野球のめんどくさい話

勝てそうだった、だからこそ

6年生にとって、
これが最後の公式戦。

相手を見たとき、
正直、思った。

「……いけるかもしれない。」

そんな空気が、
チーム全体にあった。


でも、結果はボロ負けだった

試合は、
思うように進まなかった。

  • ミスが続く
  • 流れを止められない
  • 1点が、遠い

スコアだけ見れば、
完敗だった。


いちばん悔しかったのは、大人だった

子どもたちは、
必死にやっていた。

手を抜いたわけでもない。
諦めたわけでもない。

それでも、
結果は変わらなかった。


「勝たせてあげたかった」

試合が終わって、
自然と出た言葉は、それだった。

  • 6年生に
  • 最後くらい
  • 勝つ経験をさせてあげたかった。

何度も頭をよぎった思い

  • もっと練習できていたら
  • もっと環境を整えられていたら
  • 自分に、できることはなかったのか

答えは、出ない。


それでも、子どもたちは前を向いた

試合後。

6年生は、
泣いた子もいた。

でも――
次の日には、もう来ない。


翌日、新チームでの公式戦

メンバーが変わり、
新チームとして臨んだ公式戦。

結果は、
またボロ負けだった。

でも。


手応えのある「負け」

前日とは、違った。

  • 声が出ている
  • 動きが速い
  • 意図が伝わるプレー

負けているのに、
空気が違った。


「あ、来年はいける」

不思議と、
そう思えた。

  • このメンバーなら
  • この雰囲気なら
  • 積み重ねれば

やれる。


勝敗だけじゃないと、初めて思えた日

これまでずっと、

  • 勝ちたい
  • 勝たせたい
  • 結果を出したい

そう思ってきた。

でも、この日は違った。


未来が、ちゃんと見えた

  • 伸びている
  • つながっている
  • 受け継がれている

6年生が残してくれたものは、
確かに、あった。


役目は、もうすぐ終わる

父母会長としての役割も、
終わりが近づいていた。

  • 勝たせてあげられなかった悔しさ
  • それでも残った希望

両方を抱えながら、
次へ進む。


次回予告(第14話・最終話)

めんどくさい。
しんどい。
辞めたい。

それでも、
この1年の先にあったもの。

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