少年野球の自主練で、
一番メニューが多く、迷いやすいのがバッティングです。
素振り
シャトル打ち
ティーバッティング
トスバッティング
情報は山ほどあります。
でも、多くの家庭で起きているのは——
「何をやるか」ばかり考えてしまうことです。
フルスイングファンでは、
バッティング自主練をこう整理しています。
バッティング自主練は
技術を作る時間ではなく
「目的を意識する練習」
まずは、ここから整理しましょう。
バッティング自主練で迷子になる理由
よくある悩みは、だいたいこの形です。
- 素振りは何回やればいい?
- シャトルとティー、どっちが正解?
- 毎日やった方がいい?
- フォームは直した方がいい?
でも実は、
これらは順番が逆です。
先に決めるべきなのは、
- 今日は「何を身につけたいか」
- 今は「どんな状態を作りたいか」
この目的が曖昧なまま練習すると、
- 回数が目的になる
- 親のチェックが増える
- 比較が入りやすくなる
という、自主練が壊れる流れに入りやすくなります。
バッティング自主練の目的は大きく4つ
フルスイングファンでは、
バッティング自主練の目的を4つに分けています。
① 振ることに慣れる(安心感)
- バットを振る行為そのもの
- 当たらなくてもOK
- 「振れた」で終わる
👉 ここで使いやすいのが 素振り
② ミート感覚を作る(当たる体験)
- ボールに当たる
- 音が鳴る
- 飛ぶ感覚を知る
👉 ティーバッティング
③ タイミングを感じる(合わせる力)
- 動くものに反応する
- 速さに慣れる
- 合わなくて当たり前
👉 シャトル打ち/トスバッティング
④ 自分の形を安定させる(再現性)
- 同じ構え
- 同じスイング
- 大きく崩れないこと
👉 フォーム固め系の練習
素振りは「量」ではなく「役割」で考える
素振りは、
最も誤解されやすい練習です。
- 何百回振らせる
- 毎日やらせる
- フォームを直す
これをやると、
素振りはすぐに義務になります。
フルスイングファン的な素振りの役割は、
- バットを振る安心感を作る
- 体を目覚めさせる
- 今日の練習に入る準備
👉 回数は少なくてOK
👉 毎日でなくてOK
ティーは「成功体験」のため
ティーは、
上手くする練習ではありません。
- 当たった
- 音が鳴った
- 飛んだ
この成功体験を残すための練習です。
特に、
- 打撃に自信がない
- 試合で当たらない
- 怖さがある
こういう時期ほど、
ティーが効きます。
シャトル・トスは「難しさ」を許容する練習
トスバッティングは、
うまくいかなくて当たり前です。
- 合わない
- 空振りする
- タイミングがズレる
だからこそ、
👉 回数を決めない
👉 成功率を追わない
目的は、
- 動くものに反応する
- 合わせる感覚を知る
ここを割り切れると、
シャトルやトスは一気に良い自主練になります。
フォーム固めは「直す」のではなく「崩さない」
家庭で一番やってはいけないのが、
フォームを直そうとすること
フォーム固めの目的は、
- 大きく崩れない
- 同じ入り方ができる
- 安心して振れる
👉 正解フォームを作る時間ではありません
フォームが気になる場合は、
- 動画を見る
- 言葉にしすぎない
- 1ポイントだけ意識する
このくらいで十分です。
スイングスピードは「追わない方が伸びる」
スイングスピード系の練習は、
やり方を間違えると、
- 力み
- 速く振ることが目的化
- ケガのリスク
が一気に上がります。
スイングスピードは、
👉 結果であって、目的ではありません
まずは、
- しっかり振れる
- 怖くない
- 安心して出せる
この状態を作ることが先です。
バッティング自主練は「組み合わせない」
よくある失敗が、
- 素振り
- シャトル
- ティー
- トス
を全部やろうとすることです。
おすすめは、
👉 1日1〜2個まで
目的が違う練習を
少しずつ・気持ちよくやる方が、確実に続きます。
どれを選ぶか迷ったら、ここから
- 振るのが怖い → 素振り
- 当たらない → ティー
- 合わせられない → トス・シャトル
- 形が崩れる → フォーム意識
迷ったら、
**「今、何に困っているか」**だけを見てください。
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(※ここは内部リンクで順次追加)
まとめ|バッティング自主練は「目的」が9割
バッティング自主練で一番大切なのは、
- 何をやるか
- どれだけやるか
ではありません。
なぜ、その練習を選んだか
これが分かっている家庭ほど、
自主練は静かに、でも確実に積み上がっていきます。
焦らず、比べず、壊さず。
そのための入口として、このページを使ってください。
