8月。
お盆休み。
ようやく、
少しだけ野球から離れられる――
そう思っていた。
お盆休みという「一息」
練習がない日。
試合もない週末。
体は、正直だった。
- 疲れている
- 気が張りっぱなしだった
- 何も考えたくない
「少し休もう」
心からそう思った。
それでも、遠征はある
そんな中、
組まれていた遠征。
車で、約1時間。
- 早朝集合
- 移動
- 準備
- 試合
休みのはずの8月に、
ちゃんと“少年野球”が入り込んでくる。
試合開始
結果は――
ぼろ負け。
点差も、内容も、
どうしようもなかった。
何もできない感覚
- 流れを変えられない
- 声をかけても響かない
- 修正する時間もない
ただ、
試合が終わるのを待つだけ。
「頑張ったよね」と言えない日
勝てば、
どんな言葉も出てくる。
負けても、
納得できる負けなら、
前を向ける。
でも、
この日は違った。
見えた「差」
技術。
経験。
体格。
そして――
積み重ねの差。
一朝一夕では、
どうにもならない現実。
少年野球は、続いていく
お盆休みが終わる。
また、
練習が始まる。
負けたからといって、
止まってはくれない。
「逃げられない場所」
このとき、
ふと思った。
少年野球って、
逃げ場がない。
- 勝っても次
- 負けても次
- 休んでも次
常に、
次がやってくる。
それでも、やめない理由
しんどい。
正直、きつい。
それでも、
やめようとは思わなかった。
なぜか。
まだ、
このチームの物語が
終わっていないと感じていたから。
次回予告(第12話)
9月。
県大会の使役。
自分の子どもが出ていない大会。
それでも、
一日中、現場に立ち続ける。



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