フルスイングファンの歩き方

― 少年野球で迷ったときの入口 ―

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【第10話】人が集まり、初勝利が生まれた夏

少年野球のめんどくさい話

7月に入って、
少しだけ――本当に少しだけ、
空気が変わり始めた。


グラウンド整備と草刈り

大会で使うグラウンド。

草は伸び放題。
整備は追いついていない。

正直、
6月の疲れがまだ残っていた。


集まった「8人のお父さん」

その日、
グラウンドに集まったのは――

8人のお父さん。

最初は、3人だった。

  • 3人で草を刈り
  • 3人で整備し
  • 3人で回していたチーム

それが、
いつの間にか8人になっていた。


「巻き込めた」という実感

誰かに命令したわけじゃない。
無理やりお願いしたわけでもない。

ただ、

  • 続けてきた
  • 投げ出さなかった
  • 逃げなかった

それだけだった。

気づいたら、
人が集まっていた。

このとき、
初めて思った。

**「あ、チームになってきたな」**と。


スーパージュニアの試合

別日。
スーパージュニアの試合。

息子は、
先頭打者。


粘った末のセンター前

カウントが追い込まれる。
簡単に終わりそうな雰囲気。

でも、
粘った。

ファウル。
ファウル。
ファウル。

そして――

きれいなセンター前ヒット。

派手じゃない。
ホームランでもない。

でも、
価値のある一本だった。


娘のピッチング

娘も、
マウンドに立った。

フォームはまだ不安定。
球速も速くない。

それでも、

  • ストライクを取る
  • 逃げない
  • 崩れない

成長が、
はっきりと見えた。


結果は、負け

試合結果は――負け。

でも、
誰も下を向いていなかった。

それが、
今までと決定的に違った。


練習試合、初勝利

さらに別の日。

練習試合。
今期初勝利。

しかも――

逆転サヨナラ勝ち。

ベンチが沸いた。
保護者も沸いた。

「勝てた」という事実より、
「勝ち切れた」ことが大きかった。


かき氷パーティー

そして、
かき氷パーティー。

  • かき氷機
  • シロップ

みんなが持ち寄ってくれた。

大変だった。
段取りも多かった。

それでも――

子どもたちの笑顔で、
すべて報われた。


現実は甘くない

ただし。

公式戦では、
ボコボコにやられた。

時間切れ。
2回までしかできなかった試合。

現実は、
まだ厳しかった。


それでも、確かに進んでいる

勝ったり、
負けたり。

笑ったり、
落ち込んだり。

でも――

  • 人が集まった
  • 初勝利が生まれた
  • 子どもが成長している

それは、
紛れもない事実だった。


「報われる」という感覚

この7月。

初めて、
少しだけ思えた。

「やってきたことは、無駄じゃなかった」


次回予告(第11話)

8月。
お盆休みで、少し野球から離れる。

……はずだった。

遠征、
そして大敗。

少年野球の現実は、
簡単には甘くならない。

続きを読む(第11話)

よくある質問Q&A(親の悩み)

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