3月の大会が終わって、
正直、心も体も少し擦り切れていた。
「まだ続くのか…」
そんな気持ちを抱えたまま迎えた4月。
でも、この月は、それまでとは少し違った。
なんとなく続けていたInstagram
父母会長になってから、
チームのInstagramを引き継いだ。
正直、最初は“義務”に近かった。
- 誰かがやらなきゃいけない
- 放置するわけにもいかない
- でも、成果は見えない
正直、
「これ、意味あるのかな」と思いながら続けていた。
派手なことはしていない
- 練習風景
- 試合の一コマ
- 子どもたちの表情
特別な編集も、
バズる工夫もしていない。
ただ、
「今、こういうチームです」
それだけを、淡々と出していただけだった。
ある日届いたDM
4月のある日、
Instagramに一通のDMが届いた。
「突然すみません
子どもたち向けに、
グローブのメンテナンス教室をやらせてもらえませんか?」
正直、最初は戸惑った。
- 企業?
- 営業?
- 怪しくないか?
でも、やり取りを重ねるうちに、
違和感は消えていった。
「売るため」じゃない人たちだった
その企業の人たちは、
- 無理に売らない
- 押し付けない
- 子ども目線で話す
何より、
「道具を大切にすることも、野球の一部だと思っています」
この言葉に、
すっと腑に落ちるものがあった。
グローブメンテナンス教室 当日
当日。
子どもたちは、いつもと違う表情をしていた。
- 自分のグローブを磨く
- 革の匂いを嗅ぐ
- どうして手入れが必要なのかを聞く
「グローブって、こんなに変わるんだ」
ツヤツヤになったグローブを見て、
子どもたちは本当に嬉しそうだった。
親の反応も、違った
いつもなら、
- 手伝い
- 当番
- 段取り
そういう話題になりがちなのに、
この日は違った。
- 「いい時間だったね」
- 「子ども、すごく楽しそうだった」
- 「こういうの、またやりたいね」
久しぶりに、
**“前向きな空気”**を感じた。
「やっててよかった」と初めて思った瞬間
この日、
心の中で初めてこう思った。
ああ、
Instagram続けててよかったな
大会運営みたいに、
誰かに感謝されるわけでもない。
でも確かに、
チームにとってプラスになった出来事だった。
小さな成功。でも大きな意味
この出来事は、
- チームを強くしたわけでも
- 勝たせたわけでもない
でも、
- 大人が前向きになり
- 子どもが野球を好きになる
その“土台”を作った出来事だった。
次回予告(第7話)
4月後半。
ジュニアの公式戦。
去年、
合同チームで試合に出られなかった相手との再戦。
家庭内のすれ違い、
前夜の出来事、
そして――
息子が放った一本のヒット。
この物語で、
感情が一気に噴き出す回になります。



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