中学年の自主練は、
実はかなり迷いやすい時期です。
低学年ほど「とにかく楽しく」でいい気もする。
でも高学年のように、結果や役割がはっきりしているわけでもない。
だから親としては、
- そろそろちゃんとやらせた方がいいのか
- まだ楽しくでいいのか
- 何を意識させればいいのか
- どこまで細かく言うべきなのか
このあたりで迷いやすいです。
同じ学年の中でも差が出てきやすい時期なので、
焦りも出やすいと思います。
でもフルスイングファンでは、
中学年の自主練は
結果を急ぐ時期ではなく、
少しずつ“意識してやる”形を覚えていく時期
だと考えています。
このページでは、
中学年の自主練で何を意識して、何をまだ急がなくていいのかを整理していきます。
中学年は「楽しい」だけで終わらせず、「少し考えてやる」に進む時期です
低学年では、
- 楽しい
- 短い
- できた感覚が残る
ことをかなり大事にしました。
中学年でも、それはまだ大切です。
でも、そこに少しずつ足していきたいのが、
何を意識してやるか
です。
この時期になると、子どもも少しずつ
- 打てた、打てなかった
- 捕れた、捕れなかった
- うまくいった、いかなかった
を自分なりに感じ始めます。
だから中学年では、
ただ回数をこなすだけではなく、
- 今日はここを意識してみる
- 前よりこうだった
- 次はこれをやってみる
といった、小さい振り返りや意識づけが入り始めると伸びやすくなります。
中学年は、
「楽しい」で終わらせない。
でも、「結果重視」にしすぎない。
このちょうど間くらいの時期です。
中学年で大事なのは「全部できるようになること」ではありません
この時期になると、
親はつい求めたくなります。
- そろそろフォームを整えたい
- ちゃんとした自主練をやらせたい
- 毎日続ける力もつけたい
- 苦手も克服させたい
でも、中学年で全部を一気に入れると、
だいたい重くなります。
中学年で本当に大事なのは、
全部できるようになることではなく、
一つ意識してやる感覚を持てること
です。
たとえば、
- 素振りで今日は振り切ることだけ意識する
- キャッチボールで相手の胸に返すことだけ意識する
- 守備で一歩目だけ意識する
このくらいで十分です。
この時期は、
あれもこれも全部ではなく、
一つだけ意識してやる習慣を作ることが大切です。
中学年は「基本」を雑にしないことがかなり大事です
中学年になると、
少しずつプレーの見た目も変わってきます。
- 打球が強くなる
- 球が速くなる
- 守備範囲が広がる
- 周りとの差が見えやすくなる
すると、どうしても
- もっと飛ばしたい
- もっと強い球を投げたい
- もっとすごい練習をしたい
という気持ちが出やすくなります。
でも、中学年で一番大事なのは、
実は派手なことより
基本を雑にしないことです。
たとえば、
- キャッチボールを丁寧にやる
- 素振りを流しすぎない
- 守備の構えを軽く確認する
- 足を止めて投げない
- ボールを最後まで見る
こういうことです。
中学年は、
高学年になる前の土台を作る時期でもあります。
だからこそ、
派手さより
基本が崩れないこと
の方がかなり大事です。
中学年は「やる気の波」がある前提で考えた方がいいです
この時期の子どもは、
気持ちの波がかなりあります。
- 今日はやる気がある
- 明日は全然乗らない
- 試合のあとだけ前向き
- 失敗すると一気に落ちる
こういうことは普通にあります。
だから親としては、
- なんで昨日はやったのに今日はやらないの
- やる気があるうちにもっとやらせたい
- せっかくなら波をなくしたい
と思いやすいです。
でも中学年では、
やる気の波をゼロにすることより、
波があっても消えない形を作ることの方が現実的です。
たとえば、
- 10分だけでもやる
- ゼロより少し触る
- やる日と軽い日を分ける
- 気分が乗らない日は体づくりだけにする
こういう形です。
中学年は、
毎回完璧にやるより
波があってもつながりが切れないこと
を大事にした方がいいです。
中学年では「自分で気づく入口」を少しずつ作りたいです
低学年では、
まず野球を嫌いにならないことが先でした。
中学年になると、
そこに少しずつ足したいのが
自分で気づく力の入口です。
ここで言う“気づく”は、難しいことではありません。
- 今日は前より振れた
- ちょっと高く投げすぎた
- ゴロを待ってしまった
- 声が出せた
このくらいで十分です。
だから中学年では、
- 練習後に一言聞く
- ノートに一言だけ書く
- 動画を見て一つだけ真似する
- 良かったことを先に言葉にする
という形がかなり合います。
フルスイングファンでは、
中学年の自主練は
親が全部教える時間ではなく、
子どもが少しずつ自分で考え始める入口
だと考えています。
中学年で親がやりすぎない方がいいこと
この時期は、親も熱が入りやすいです。
低学年より理解も増えてくるし、
高学年に向けてそろそろ土台を作りたい。
そう思うのは自然です。
でも、ここでやりすぎると、
自主練が一気に重くなります。
特にやりすぎない方がいいのは、
- 毎回ダメ出しを増やすこと
- 一度に何個も意識させること
- 他の子と比較すること
- 結果だけで良し悪しを決めること
- 毎回しっかりやらせようとすること
中学年では、
親が全部を整えようとするより、
一つだけ残る形を作る方がうまくいきやすいです。
この時期はまだ、
完璧に自分で考えられるわけではありません。
でも、全部を親が持つ時期でもありません。
だからちょうどいいのは、
手を離しすぎず、持ちすぎないことです。
中学年の自主練は「高学年の予行演習」くらいでちょうどいいです
中学年の時期におすすめなのは、
高学年みたいに本格化しすぎることではありません。
むしろ、
- 一つ意識する
- 軽く振り返る
- 目的を少し持つ
- 基本を雑にしない
- 波があっても消さない
このあたりを少しずつ入れていくことです。
言い換えると、
中学年の自主練は
高学年の予行演習
くらいでちょうどいいです。
ここで全部できる必要はありません。
でもここで全く何も残らないと、
高学年で急に苦しくなりやすいです。
だから中学年は、
ちょうど真ん中です。
低学年の延長でもあり、
高学年の入口でもある。
この感覚で見ると、
親の関わり方も整理しやすくなります。
まとめ|中学年は「考えずにやる」から「少し考えてやる」へ進む時期です
中学年の自主練で大事なのは、
一気に本格化することではありません。
まず大切なのは、
- 楽しいを残す
- 基本を雑にしない
- 一つだけ意識してやる
- 波があっても消さない
- 少しずつ自分で気づく入口を作る
ことです。
中学年は、
低学年のように“つながり”だけではなく、
高学年のように“結果”だけでもありません。
「少し考えてやる」形を覚え始める時期
です。
そこが残ると、
高学年に入ったときにかなり違ってきます。



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