少年野球で守備が苦手になると、
親としてはかなり気になります。
- ゴロを怖がる
- フライから目を切る
- キャッチボールが安定しない
- エラーすると一気に元気がなくなる
こういう姿を見ると、
もっと練習させた方がいいのか
捕り方を細かく教えた方がいいのか
それとも、今はあまり言わない方がいいのか
迷いますよね。
でも、守備・捕球の自主練で最初に大事なのは、
**「何ができないか」ではなく、「どこで止まっているか」**を見ることです。
守備は、ただ技術を教えれば伸びるものではありません。
特に小学生は、
- ボールが怖い
- 失敗したくない
- 前に出るのが不安
- 速い打球に気持ちが負ける
こういう気持ちが、そのまま動きに出ます。
だから守備の自主練は、
形だけを直そうとすると、うまくいかないことがあります。
この記事では、
- ゴロ捕球
- フライ捕球
- キャッチボール
- ボールが怖い子への考え方
を分けながら、
守備・捕球の自主練をどう整理すればいいのかをまとめます。
守備が苦手な子は「技術不足」だけで止まっているわけではない
守備が苦手な子を見ると、
つい技術に目がいきます。
- 腰が高い
- 足が動かない
- グローブの出し方が悪い
- 前で捕れていない
もちろん、そういう部分もあります。
でも、実際の現場ではそれだけではありません。
守備が苦手な子ほど、
- 怖い
- 自信がない
- ミスしたくない
- また怒られるかもしれない
という気持ちを持っていることが多いです。
特に一度痛い思いをしたり、
エラーで強く言われたりした子は、
技術が落ちたというより、思い切って動けなくなっていることがあります。
なので守備の自主練は、
「正しい形を教えること」より先に、
- 怖さを下げる
- できた感覚を増やす
- 少しずつ自信を戻す
ここを大事にした方が、結果的に伸びやすいです。
守備・捕球の自主練は4つに分けて考えると整理しやすい
守備の悩みは、まとめて考えない方がうまくいきます。
まずは、次の4つに分けるのがおすすめです。
ゴロ捕球
前に出る、正面に入る、捕る、投げるまでの流れ
フライ捕球
落下点に入る、目を切らない、最後まで追う感覚
キャッチボール
捕る、投げる、準備する、返すという守備の土台
ボールへの怖さ
避ける、固まる、前に出られない、反応できない
この4つは全部「守備」ですが、
つまずく場所はかなり違います。
たとえば、
本当はボールが怖いだけなのに、
ずっとゴロ捕球の形だけ直しても前に進みにくいです。
逆に、キャッチボールの質が低いままだと、
守備でも準備や送球が安定しません。
だから守備の自主練は、
守備全体を一気にやろうとしないことが大事です。
ゴロ捕球の自主練で大切なのは「前に出る感覚」をなくさないこと
ゴロ捕球でよくあるのは、
- 待ってしまう
- 体の近くで捕ろうとする
- 速い打球になると逃げ腰になる
という状態です。
このとき、いきなり強いゴロばかりやらせると、
余計に前に出られなくなります。
ゴロ捕球の自主練で大切なのは、
最初からうまく捕ることではなく、
- ボールの正面に入る
- 前に出る
- 怖がらずに止める
- 捕ったあとに落ち着いて投げる
この流れに慣れることです。
順番としては、
- まずはゆるいゴロを止める
- 次に正面で捕る
- そのあと前に出る
- 最後に捕ってから投げるまでつなげる
この流れの方がうまくいきます。
守備が苦手な子ほど、
難しい打球を増やすより、
成功する打球を増やした方が伸びやすいです。
フライ捕球は「捕る」より先に「入る」を覚えた方がいい
フライが苦手な子は多いです。
理由はシンプルで、
- 上から落ちてくる
- どこに落ちるか分かりにくい
- 顔の近くに来る感じがする
- 失敗すると目立つ
からです。
だからフライが苦手な子に、
最初から高いフライをどんどん上げるのは、あまりおすすめしません。
先に大事なのは、
落下点に入る感覚です。
- 低めの山なり
- 少し前に落ちる打球
- 追いやすい距離
こういうボールで、
- 動けた
- 入れた
- 最後まで見られた
- 捕れた
を増やした方が、フライは伸びやすいです。
フライが怖い子は、
「捕る技術」より前に
ボールの下に入ることに慣れる方が大切です。
キャッチボールは守備の土台です
守備が苦手な子ほど、
キャッチボールを丁寧に見直した方がいいことが多いです。
なぜならキャッチボールには、
- 構える
- 足を使う
- ボールを見る
- 捕る
- 投げる
- 相手に返す
という、守備の基本がほぼ全部入っているからです。
キャッチボールが雑だと、
- 準備が遅い
- 捕ったあとに慌てる
- 相手に返す意識が弱い
- 送球までつながらない
という状態になりやすいです。
逆に、
- 取りやすい球を投げる
- 両手で準備する
- 一歩動いて捕る
- 相手に返すところまで丁寧にやる
これができるだけでも、守備はかなり安定しやすくなります。
キャッチボールは、
ただの肩づくりではなく、
守備の練習そのものです。
ボールが怖い子には「怖がるな」より「怖くない形」を作る
ボールが怖い子に対して、
「怖がるな」はほとんど意味がありません。
必要なのは、
怖さを消すことではなく、
怖さが下がる順番で慣れていくことです。
たとえば、
- 柔らかいボールを使う
- 距離を近くする
- スピードを落とす
- ワンバウンドから始める
- 捕れた回数を増やす
こういう形です。
怖い子ほど、
いきなり普通のボール、普通の距離、普通のスピードでやると、
「やっぱり無理だ」となりやすいです。
でも、
柔らかいボールで何回か捕れただけでも、
表情や動きがかなり変わることがあります。
守備は、
できるようになってから自信がつく面もありますが、
少し自信が戻ることで動けるようになる面もかなり大きいです。
だからこそ、
怖い子には
うまくさせるより先に、怖くない形で成功させる
ことを優先して大丈夫です。
守備の自主練で親がやりすぎない方がいいこと
守備になると、親はつい細かく言いたくなります。
- 腰を落として
- 前で捕って
- 足を動かして
- ちゃんと見て
- 怖がらないで
でも、これを一度に言われると、
子どもは余計に動けなくなることがあります。
特に守備が苦手な子や、
怖さがある子には、
- 今日は前に一歩出られた
- ボールから逃げなかった
- 2球捕れた
- 最後まで見られた
こういう小さな前進を拾う方が大事です。
全部を一気に直そうとすると、
守備は続きにくくなります。
親が見るポイントは、
今日は1つだけで十分です。
守備・捕球の自主練は「できる形」に分解すると続きやすい
守備が苦手な子に必要なのは、
難しい練習を増やすことではありません。
必要なのは、
- 今できる難しさまで下げる
- 成功率を上げる
- 少しずつ上げる
この流れです。
これは甘やかしではなく、
伸ばすための順番です。
たとえば、
- ゴロだけ
- フライだけ
- キャッチボールだけ
- 柔らかいボールだけ
でも大丈夫です。
全部を一気にやろうとしない方が、
守備は続きやすくなります。
守備で大切なのは、
完璧な形を目指すことより、
できる感覚を切らさないことです。
まとめ|守備は「技術」だけでなく「怖さ」と「自信」で考える
少年野球の守備・捕球は、
技術だけで整理しようとすると難しくなります。
実際には、
- ゴロ
- フライ
- キャッチボール
- ボールへの怖さ
を分けて考えた方が、かなり分かりやすいです。
そして守備が苦手な子ほど、
- 成功しやすい練習
- 怖くない入り方
- 小さな成功体験
- 自信を失わない進め方
が大切になります。
うまくさせる前に、
まずは
守備で壊れないこと
怖がりすぎないこと
少しずつ自信を戻すこと
を優先して大丈夫です。



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