少年野球で指導者によって言うことが違うときの考え方|子どもに合う指導を見極める方法

練習・成長・上達

少年野球をしていると、指導者によって言っていることが違う場面に出会うことがあります。

バッティングでは、
「上から叩け」と言う人もいれば、
「レベルスイングで打て」と言う人もいます。

守備では、
「グローブはこう使え」と教わっても、
子どもの手の大きさや握る力によっては、うまくできないこともあります。

ピッチングでも、
「体を縦に使え」と言う人もいれば、
「横回転を意識した方がいい」と言う人もいます。

このように、少年野球では指導者によって考え方や表現が違うことがあります。

親としては、

「どの指導が正しいの?」
「子どもが混乱しないかな?」
「チームのコーチと外部指導者の言うことが違う場合はどうすればいいの?」

と悩むこともあると思います。

結論から言うと、少年野球の指導において大切なのは、最初から正解をひとつに決めつけないことです。

そして、もうひとつ大切なのは、まずは教わったことを実際にやってみることです。

この記事では、少年野球で指導者によって言うことが違うときに、親や子どもがどう考えればいいのかを整理していきます。

  1. 少年野球で指導者によって言うことが違うのは珍しくない
    1. 指導者によって経験してきた野球が違う
  2. 少年野球のバッティング指導は時代によって変わる
    1. 少年野球で「上から叩け」と言われる理由
    2. 少年野球ではレベルスイングの考え方も大切
  3. 少年野球で「ゴロを打て」と言われる理由
    1. ゴロには相手のミスを誘える可能性がある
    2. ゴロだけを狙いすぎると成長を止めることもある
  4. 少年野球の指導では「正しい理論」だけでは足りない
    1. 子どもには子どもの体の使いやすさがある
    2. 正しい形よりも「今の子どもに合う形」が大切なこともある
  5. 少年野球のバッティング指導は子どもに合わせることが大切
    1. 足を上げるフォームが合う子もいれば、合わない子もいる
    2. 成長に合わせてフォームを変えていけばいい
  6. 少年野球で指導が合わないと感じたときの注意点
    1. 言われた直後に「合わない」と決めつけない
    2. まずは一定期間やってみる
  7. 少年野球でコーチの指導と外部指導が違うとき
    1. メインチームの指導者との関係も大切にする
    2. 外部指導の成果は自主練で試してから出す
  8. 少年野球の指導で大切なのは「まずやってみる」こと
    1. やってみないと合うかどうかは分からない
    2. 合わないと感じたら、もう一度指導者に聞いてみる
  9. 少年野球で親ができるサポート
    1. 親が指導者を否定しすぎない
    2. 子どもの感覚を聞いてあげる
  10. 少年野球で子どもに合う指導を見極めるポイント
    1. 子どもが無理なく再現できているか
    2. プレーの結果が良くなっているか
    3. 子ども自身が納得して取り組めているか
  11. 少年野球の指導に絶対の正解はない
  12. まとめ|少年野球で指導者によって言うことが違うときは、まず試してから判断する

少年野球で指導者によって言うことが違うのは珍しくない

少年野球では、監督、コーチ、外部指導者、保護者コーチなど、さまざまな人からアドバイスを受ける機会があります。

その中で、指導内容が違うことは決して珍しくありません。

むしろ、野球は体の使い方にいろいろな考え方があるスポーツです。

同じバッティングでも、
同じ守備でも、
同じピッチングでも、
指導者によって見るポイントや伝え方が違います。

そのため、まず親が理解しておきたいのは、「言うことが違う=どちらかが間違っている」とは限らないということです。

指導者によって経験してきた野球が違う

指導者の言葉には、その人が経験してきた野球が反映されます。

昔ながらの指導を受けてきた人もいれば、最新の理論を学んでいる人もいます。

また、自分自身がうまくいった方法を子どもに伝えている場合もあります。

そのため、指導者によって、

「大事にしているポイント」
「正しいと感じているフォーム」
「子どもに伝えたい感覚」

が違ってくるのです。


少年野球のバッティング指導は時代によって変わる

少年野球で特に指導の違いが出やすいのが、バッティングです。

昔は、

「上から叩け」
「ゴロを転がせ」
「フライを上げるな」

という指導が多くありました。

一方で、現在では、

「レベルスイングでボールの軌道にバットを入れる」
「少しアッパー気味でもよい」
「強く遠くへ飛ばす意識も大切」

という考え方も広がっています。

これは、昔の指導がすべて間違っているという意味ではありません。

当時は当時の考え方があり、今は今の考え方があります。

野球の指導は、時代とともに少しずつ変化していくものです。

少年野球で「上から叩け」と言われる理由

「上から叩け」という言葉は、少年野球でもよく聞く指導のひとつです。

ただし、この言葉をそのまま受け取ると、極端なダウンスイングになってしまうことがあります。

本来は、下からすくい上げるようなスイングを防ぐために使われていた言葉かもしれません。

つまり、

「バットを遠回りさせない」
「下からあおらない」
「ボールに対して強く入る」

という意味で使われていた可能性があります。

しかし、言葉だけが強く残ると、本当に上からボールを叩きつけるようなスイングになってしまいます。

少年野球ではレベルスイングの考え方も大切

実際のボールは、まっすぐ、もしくは少し山なりに向かってきます。

そのボールに対して、極端なダウンスイングで入ると、バットとボールが合う時間が短くなります。

一方で、レベルスイングや少しアッパー気味のスイングは、ボールの軌道にバットを入れやすいという考え方があります。

少年野球では、まず強く正確にボールをとらえることが大切です。

そのため、「上から叩け」という言葉だけにとらわれず、子どもが一番ボールをとらえやすいスイングを考えてあげる必要があります。


少年野球で「ゴロを打て」と言われる理由

少年野球では、今でも「ゴロを転がせ」と言われることがあります。

これにも、一定の理由があります。

ゴロには相手のミスを誘える可能性がある

少年野球では、守備のミスが起きやすいです。

ゴロを打つと、

  • 捕球ミス
  • 送球ミス
  • 一塁手の捕球ミス

といった形で、相手のエラーが起こる可能性があります。

フライは捕られたらアウトですが、ゴロには相手のミスを誘える可能性があります。

そのため、少年野球の現場では「とにかく転がせ」という指導がされることもあります。

ゴロだけを狙いすぎると成長を止めることもある

ただし、ゴロだけを狙いすぎると、子どものスイングが小さくまとまってしまうこともあります。

強く振ること。
遠くに飛ばすこと。
外野の間を抜く打球を打つこと。

これらも、将来的にはとても大切です。

少年野球では、目の前の試合で勝つための指導と、将来につながる成長のための指導が、必ずしも一致しないことがあります。

だからこそ、親も指導者も、今だけでなく先の成長まで考えてあげる必要があります。


少年野球の指導では「正しい理論」だけでは足りない

野球には、たしかに理論があります。

バッティングにも、守備にも、ピッチングにも、体の使い方には一定の考え方があります。

しかし、少年野球で忘れてはいけないのは、子どもはまだ成長途中だということです。

子どもには子どもの体の使いやすさがある

たとえばグローブの使い方でも、大人が理想とする使い方と、子どもが実際に使いやすい形は違うことがあります。

大人であれば、グローブの親指側をうまく使い、ポケットを広く使って捕球できるかもしれません。

しかし、子どもはまだ手の力や親指の付け根の筋力が十分に発達していないことがあります。

そのため、大人と同じようにグローブを使おうとしても、うまく握れなかったり、ボールが安定しなかったりします。

この状態で無理に大人と同じ形を求めると、子どもにとっては逆に難しくなってしまうことがあります。

正しい形よりも「今の子どもに合う形」が大切なこともある

もちろん、基本を無視していいわけではありません。

ただ、正しいフォームを教えようとしすぎるあまり、子どもの動きが不自然になることもあります。

大切なのは、

「理論として正しいか」
だけではなく、
「その子が今の体で再現できるか」
という視点です。

子どもにとって無理のあるフォームは、なかなか続きません。

今の体格、筋力、バランス感覚、性格に合った形を見つけてあげることも、少年野球の指導ではとても大切です。


少年野球のバッティング指導は子どもに合わせることが大切

バッティングフォームも、子どもによって合う形が違います。

足を上げるフォームが合う子もいれば、合わない子もいる

プロ野球選手のように、足を上げて打ちたい子もいると思います。

足を上げるフォームは、タイミングや体重移動が合えば、大きな力を生み出せます。

しかし、体幹が弱かったり、バランスが崩れやすかったりする子が無理に足を上げると、かえって力が伝わらないことがあります。

その場合は、まずノンステップや小さなステップで、安定して強く振ることを優先した方がよい場合もあります。

成長に合わせてフォームを変えていけばいい

今はノンステップが合っていても、ずっとそのままでなければいけないわけではありません。

体幹が強くなり、スイング中に体がぶれなくなってきたら、足を上げるフォームに挑戦してもいいと思います。

大切なのは、今できないことを無理にやらせることではありません。

今できる形でパフォーマンスを出しながら、少しずつ次の段階に進めていくことです。

これが、子どもに合った指導の考え方だと思います。


少年野球で指導が合わないと感じたときの注意点

指導者のアドバイスが、子どもに合わないと感じることもあると思います。

ただし、そのときに注意したいことがあります。

言われた直後に「合わない」と決めつけない

一番よくないのは、教わった瞬間に、

「それは合わない」
「うちの子には無理」
「その指導は違う」

と決めつけてしまうことです。

やってもいないうちから否定してしまうと、子どもも素直に取り組めなくなります。

また、指導者側から見ても、

「教えたことをまったくやろうとしていない」

と感じられてしまう可能性があります。

まずは一定期間やってみる

指導を受けたら、まずは実際にやってみることが大切です。

1回や2回では、合うか合わないかは判断できません。

最初は違和感があっても、少し続けることで感覚がつかめることもあります。

もちろん、痛みが出るような動きや、明らかに無理のあるフォームは別です。

しかし、そうでなければ、まずは一定期間取り組んでみることが大切です。


少年野球でコーチの指導と外部指導が違うとき

最近は、チーム以外で外部指導を受ける子も増えています。

野球教室、オンライン指導、個別レッスン、動画添削など、学ぶ方法はたくさんあります。

その中で、チームのコーチと外部指導者の言うことが違うこともあります。

メインチームの指導者との関係も大切にする

外部指導で良いアドバイスをもらったとしても、所属チームの中でそれをどう出すかは慎重に考える必要があります。

チームのコーチが教えてくれていることをまったく無視して、外部指導のやり方だけを前面に出すと、指導者との関係が悪くなることもあります。

少年野球は、技術だけでなく人間関係も大切です。

子どもがチームの中で気持ちよくプレーするためにも、メインチームの指導者への敬意は忘れない方がよいです。

外部指導の成果は自主練で試してから出す

外部で教わったことは、まず自主練で試すのがよいと思います。

そこで、

  • 打球が強くなった
  • ヒットが増えた
  • コントロールが良くなった
  • 球速が上がった
  • 守備が安定した

という成果が出てくれば、チームの指導者も納得しやすくなります。

「外部でこう教わったから、チームでもこれでやります」

ではなく、

「教わったことを自主練で試していて、少しずつ良くなってきました」

という形の方が、受け入れられやすいです。


少年野球の指導で大切なのは「まずやってみる」こと

指導者によって言うことが違うと、子どもも親も迷います。

しかし、迷ったときこそ大切なのは、まずやってみることです。

やってみないと合うかどうかは分からない

どれだけ理論的に正しそうに見えても、その子に合うかどうかは実際にやってみないと分かりません。

逆に、最初は違和感があっても、練習を重ねるうちにしっくりくることもあります。

だからこそ、

「聞いた」
「知った」
「理解した」

だけで終わらせず、実際に体を動かして試すことが大切です。

合わないと感じたら、もう一度指導者に聞いてみる

もし一定期間やってみても、どうしてもしっくりこない場合は、指導者に相談してみるのがよいです。

たとえば、

「教えてもらったことを何度も練習しているのですが、まだ感覚がつかめません」

「自分のやり方が間違っているかもしれないので、もう一度見てもらえますか?」

「この動きで合っていますか?」

というように聞くと、指導者も見直してくれると思います。

実は、教わったことを子どもが少し違う形で理解していることもあります。

合わないのではなく、やり方を勘違いしているだけという場合もあります。


少年野球で親ができるサポート

親ができる一番大切なサポートは、子どもを混乱させないことです。

親が指導者を否定しすぎない

子どもの前で、

「あのコーチの言っていることは違う」
「その教え方は古い」
「外部の先生の方が正しい」

と言いすぎると、子どもは誰の言葉を信じればいいのか分からなくなります。

もちろん、親として疑問を持つことはあります。

しかし、それを子どもにそのままぶつけると、子どもが迷ってしまいます。

親は、指導者の言葉を整理してあげる役割を持つとよいです。

子どもの感覚を聞いてあげる

親ができることは、子どもの感覚を聞いてあげることです。

「今の打ち方は振りやすい?」
「前よりボールが強く飛ぶ感じはある?」
「投げたときに痛みはない?」
「守備のとき、グローブは使いやすい?」

このように、子ども自身の感覚を確認してあげることが大切です。

最終的にプレーするのは子どもです。

だからこそ、大人の理論だけでなく、子どもの体感も大切にしたいところです。


少年野球で子どもに合う指導を見極めるポイント

子どもに合う指導かどうかを見極めるには、いくつかのポイントがあります。

子どもが無理なく再現できているか

まず見るべきなのは、子どもがその動きを無理なく再現できているかです。

形だけ真似していても、体が苦しそうだったり、動きがぎこちなかったりする場合は、まだその子には難しい可能性があります。

プレーの結果が良くなっているか

次に見るべきなのは、プレーの結果です。

バッティングであれば、打球が強くなっているか。
守備であれば、捕球や送球が安定しているか。
ピッチングであれば、コントロールや球の勢いが良くなっているか。

練習を続けても結果がまったく良くならない場合は、やり方を見直す必要があります。

子ども自身が納得して取り組めているか

最後に大切なのが、子ども自身の納得感です。

子どもが、

「この方が振りやすい」
「前より投げやすい」
「少し分かってきた」

と感じているなら、その指導は合っている可能性があります。

逆に、何度やっても違和感が強く、本人の感覚も悪い場合は、別の方法を考えてもよいと思います。


少年野球の指導に絶対の正解はない

少年野球の指導には、絶対にこれだけが正解というものはありません。

もちろん、基本や理論はあります。

しかし、子どもの体格、筋力、性格、理解力、成長段階によって、合う指導は変わります。

同じアドバイスでも、ある子には合い、別の子には合わないことがあります。

だからこそ大切なのは、ひとつの指導を絶対視しすぎないことです。

そして、すぐに否定せず、まずはやってみることです。

その上で、子どもの感覚や結果を見ながら、少しずつ調整していくことが大切です。


まとめ|少年野球で指導者によって言うことが違うときは、まず試してから判断する

少年野球では、指導者によって言うことが違う場面が必ずあります。

バッティング、守備、ピッチング、グローブの使い方、構え方、体の使い方。

どの分野でも、指導者ごとに理論や経験があります。

親としては、どれが正解なのか迷うこともあると思います。

しかし、そこで大切なのは、最初から正解を決めつけないことです。

まずは教わったことをやってみる。
一定期間続けてみる。
それでも合わなければ、もう一度指導者に相談する。
子どもの感覚や結果を見ながら調整する。

この流れが大切です。

また、昔の常識が今の常識とは限りません。

指導者もアップデートが必要ですし、親も新しい考え方を学ぶ必要があります。

ただし、新しい理論だけが正しいわけでもありません。

最終的には、子どもが一番力を発揮できる形を見つけてあげることが大切です。

少年野球は、正解を押しつける場ではなく、子どもが成長していく場です。

指導者の言葉に迷ったときこそ、親は冷静に整理し、子どもが前向きに取り組めるように支えてあげたいですね。

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