子どもが入院した4日間を振り返ると、
いちばん強く残っているのは「不安」そのものではありません。
むしろ、その時間を通して
何を大事にするべきかが、少しだけはっきりしたことです。
少年野球を本気でやっていると、
どうしても目の前のことに意識が向きます。
- 練習を休んで大丈夫か
- 公式戦に間に合うか
- レギュラー争いに影響しないか
- 周りに置いていかれないか
実際、私も考えました。
でも、子どもが病院のベッドで寝ている姿を見ていると、
そういう気持ちは少しずつ後ろに下がっていきました。
まず大事なのは、
元気でいることでした。
少年野球を休む不安は、たしかにある
これはきれいごとではなく、本音です。
本気で向き合っている家庭ほど、
休むことへの不安はあります。
- ちょうど調子が上がってきていた
- 週末に試合が控えていた
- 他の子との差が気になる
- せっかく積み上げてきたものが止まる気がする
こういう気持ちは、たぶん珍しいことではありません。
特に努力型の子ほど、
「休んでしまうことで感覚が戻らなくなるんじゃないか」
という焦りは強くなりやすいと思います。
私もそうでした。
でも、その不安を持った上で、
それでもなお思ったことがあります。
体が土台にあって、初めて野球ができる
入院して改めて感じたのは、
野球ができることは当たり前じゃないということでした。
グラウンドに行けること。
試合に出られること。
バットを振れること。
守備につけること。
その全部は、
健康な体があってこそ成り立っています。
つい忘れてしまいがちです。
いつもの生活の中では、
元気であることが当たり前に感じるからです。
でも実際には、
少し体調を崩しただけで、その当たり前は簡単に崩れます。
だからこそ、
結果や成長より先に、まず体。
この順番を間違えないことが大切だと感じました。
休むことは、後退ではない
少年野球を休むと、
どこか「遅れる」ような感覚があります。
練習できない。
試合に出られない。
アピールの場が減る。
それは事実かもしれません。
でも、休むことがそのまま後退とは限りません。
むしろ、
無理をして長引かせる方が、結果的に遠回りになることもあります。
今回、退院が1日延びたことで、
正直、本人は悔しかったと思います。
でも、その1日があったからこそ、
熱が落ち着き、食事も戻り、安心して家に帰ることができました。
無理に戻ることではなく、
ちゃんと戻れる状態まで整えること
それも大切な判断です。
親の焦りは悪いことではない
ここも大事だと思っています。
親が焦るのは、
子どものことを真剣に考えているからです。
- 頑張ってほしい
- 成長してほしい
- 悔しい思いを減らしてあげたい
- できることならチャンスを逃してほしくない
そう思うのは自然なことです。
だから、焦る自分を責める必要はないと思っています。
ただ、その焦りを
そのまま子どもにぶつけないこと。
そこは大事にしたいと感じました。
子どもが一番しんどいときに、
「早く戻らなきゃ」「休んでる場合じゃない」と言われたら、
気持ちも体も休まらない。
親の中に焦りがあるのは普通。
でも、子どもには安心を渡したい。
今回の4日間で、そう強く思いました。
退院の日にラーメンと言えたこと
退院の日、
「何食べたい?」と聞いたときに返ってきた「ラーメン」という言葉。
あれは、たぶんこの4日間の中で
いちばんわかりやすい回復のサインでした。
しっかり食べたいと思えること。
食べておいしいと思えること。
家に帰って落ち着くと言えること。
その全部が、
野球より前にある日常の土台です。
そして、その土台が戻ってきたからこそ、
また野球にも戻っていける。
そう考えると、
今回の入院は「ただ休んだ4日間」ではなく、
もう一度土台を整える時間だったのかもしれません。
少年野球はゴールではない
この4日間を通して、
何度も自分に言い聞かせたことがあります。
少年野球はゴールではない
これは普段から思っていたことですが、
入院を経験すると、その意味が少し変わりました。
小学生の今だけで見れば、
- 1試合休むこと
- 1週間練習できないこと
- 一時的に遅れること
そういうものは大きく感じます。
でも、もっと長い目で見れば、
本当に大事なのは
続けられる体と気持ちを残すことです。
中学、高校、その先まで野球を続けるかもしれない。
あるいは野球以外のことに進むかもしれない。
どちらにしても、
体を大切にする感覚はずっと残ります。
この4日間で残ったもの
4日間の入院生活で、
何か特別な答えが出たわけではありません。
でも、残った感覚はあります。
- 焦ってもいい
- 不安になってもいい
- でも、体を最優先にしていい
- 休むことは負けではない
そしてもうひとつ。
野球ができることは、
本当にありがたいことなんだという感覚です。
普段は当たり前すぎて、忘れてしまう。
でも、だからこそ、
こういう時間を通して思い出すことにも意味があるのかもしれません。
まとめ|健康があってこその少年野球
子どもの入院を通して、
改めて感じたことがあります。
少年野球は大事。
成長も大事。
試合も、練習も、結果も大事。
でも、それより先にあるものがある。
健康があってこその少年野球
焦る気持ちは自然です。
休むことへの不安も、たぶん消えません。
それでも、
- 体を優先すること
- 無理をさせないこと
- 長く続ける視点を持つこと
それが、結局はいちばん大事なのだと思います。
この4日間は、
長く野球を続けていくために必要な時間だった。
今は、そんなふうに思っています。



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