レギュラーの自主練で大切にしたいこと|足すより先に、崩れない状態を整えたい

自宅練習・トレーニング

レギュラーの子の家庭は、
外から見るより難しいです。

試合に出ている。
出番もある。
周りから見れば順調に見える。

でも実際には、
レギュラーだからこその苦しさがあります。

  • 失敗が目立つ
  • 期待される
  • 休みにくい
  • 本人も「もっとやらなきゃ」と思いやすい
  • 親も「ここで伸ばしたい」と考えやすい

だから、レギュラーの子の自主練は
どうしても足し算になりやすいです。

  • もっと振る
  • もっと投げる
  • もっと課題を入れる
  • もっと結果に近づける

でも、フルスイングファンでは
ここに少しブレーキをかけたいと思っています。

レギュラーの子に家庭で本当に必要なのは、
足りないものを全部足すことではなく、
今あるものを崩さないこと
である場面がかなり多いからです。

このページでは、
レギュラーの子の自主練を

「さらに増やす時間」ではなく、
試合で出し続けるために整える時間

として整理していきます。


レギュラーの子は、見えにくい負荷をすでに抱えていることがあります

レギュラーの子を見ていると、
つい「出ているから順調」と見えます。

でも実際には、
レギュラーの子ほど
見えにくい負荷を抱えています。

  • 試合に出る緊張
  • ミスできない空気
  • 結果を求められる重さ
  • チーム内での立場
  • 失敗したときの落ち込み
  • 周りとの比較

さらに、体にも負荷があります。

  • 守備機会が多い
  • 打席が多い
  • ピッチャーなら投球数も増える
  • 練習でも中心になりやすい

つまりレギュラーの子は、
家庭に帰ってくる時点で、
すでにかなり多くのものを背負っていることがあります。

だからそこでさらに
「足りないものを全部家庭で補う」
に行くと、
本人も親も苦しくなりやすいです。

レギュラーの子の家庭で最初に見るべきなのは、
まだ何が足りないかより
今どこに負荷がかかっているかです。


レギュラーの子ほど「もっとやる」が正義に見えやすい

これはかなり危ないところです。

レギュラーの子は、
試合に出ているぶん、
本人も親も前向きです。

  • 今ならもっと伸ばせるかもしれない
  • ここで差を広げたい
  • 今のうちに弱点を埋めたい
  • 試合で出ている子はやっぱり努力しているはず

こう考えるのは自然です。

でも、その前向きさが
そのまま「もっとやる」に変わると、
少しずつ苦しくなることがあります。

  • 疲れていても振る
  • 投げすぎても止めない
  • 試合の反省を全部持ち帰る
  • 毎回課題を増やす
  • 良かったことより足りないことばかり見る

こうなると、
出ているのにしんどい、
頑張っているのに苦しい、
という状態になりやすいです。

レギュラーの子の自主練で大事なのは、
「もっとやること」より、
今ある負荷の中で何を残すかです。


家庭で最初に必要なのは「追加」ではなく「整理」です

レギュラーの子の家庭では、
メニューを増やす前にやるべきことがあります。

それは整理です。

たとえば、

  • 今いちばん疲れているのはどこか
  • 最近崩れているのは何か
  • 試合で困っていることは何か
  • 本人が本当に気にしているのはどこか
  • 今の時期に増やすべきものと、止めた方がいいものは何か

こういうことです。

ここが整理されないまま
自主練を増やすと、
だいたい散らかります。

  • バッティングも
  • 守備も
  • 投球も
  • 体づくりも
  • ノートも
  • 動画も

全部やろうとして、
全部が中途半端になることがあります。

レギュラーの子ほど、
家庭で必要なのは
何を足すかより
何を絞るかです。


レギュラーの子に家庭で必要なのは「伸ばす練習」より「崩れない練習」です

ここがこの記事のいちばん大事なところです。

レギュラーの子に家庭で本当に必要なのは、
毎回新しいことを増やすことではありません。

むしろ大切なのは、

  • キャッチボールの質を落とさない
  • 素振りの感覚を崩さない
  • 守備の一歩目を鈍らせない
  • 体の重さを残しすぎない
  • 気持ちを詰めすぎない

こういう、
崩れないための練習です。

レギュラーの子は、
すでに試合の中で多くのことを経験しています。

だから家庭では、
“伸ばすこと”ももちろん大事ですが、
それ以上に
試合で出せる状態を保つこと
の価値が大きくなります。

これは派手ではありません。
でもかなり大事です。

試合に出ている子ほど、
家庭でさらに背負わせるより、
家では少し整えられる方が長く続きます。


弱点を全部追いかけると、強みまで崩れることがあります

レギュラーの子を見ると、
どうしても弱点が気になります。

  • 変化球に弱い
  • フライが不安
  • 送球が乱れる
  • 大事な場面で力む
  • 追い込まれると振れない

もちろん、そこを見ることは大事です。

でも、毎回そこだけを追い続けると、
今ある強みまで崩れることがあります。

たとえば、

  • 打てていた感覚まで消える
  • 守れていた自信まで落ちる
  • 何をやっても足りなく見える
  • 良かった部分が見えなくなる

こうなると、
本人の中でも野球が苦しくなりやすいです。

だから家庭では、
弱点をゼロにすることより
強みや基本の再現性を落とさないこと
を優先した方がいい場面があります。

レギュラーの子に必要なのは、
完璧になることではなく、
今ある力を試合で出し続けられることです。


投げすぎ、振りすぎを止めるのも大事な自主練です

これはかなり重要です。

レギュラーの子は、
本人も親も「まだやれる」と思いやすいです。

でも実際には、

  • チームでたくさん投げている
  • 打席数が多い
  • 練習でも中心になっている
  • 試合が続いている
  • 気持ちの疲れもある

ということがあります。

そのうえで家庭でもさらに

  • 投げ込む
  • 振り込む
  • 毎日強くやる

を続けると、
体にも気持ちにも無理がたまりやすいです。

だからレギュラーの子の家庭では、
「もっとやらせること」だけでなく、

  • 今日は軽くする
  • 今日は整えるだけにする
  • 今日は投げない
  • 今日は振りすぎない

という判断もかなり大事です。

フルスイングファンでは、
止めることも自主練の一部だと考えています。

特にレギュラーの子は、
やれるからやるではなく、
明日も出せるために今日は止める
が必要になることがあります。


レギュラーの子ほど、体づくりとケアを消さない方がいい

試合に出ている子ほど、
技術練習をさらに足したくなります。

  • 打つ
  • 投げる
  • 守る

この3つをもっと上げたくなります。

でもそこで消えやすいのが、

  • ストレッチ
  • 柔軟
  • 体づくり
  • ケア
  • 休養
  • 違和感の確認

です。

ここを後回しにすると、
短期的には頑張った感じが出ても、
長い目では崩れやすくなります。

レギュラーの子は、
すでにチームで多くの技術練習をしています。

だから家庭では、
さらに技術を足すことより
その技術が崩れにくい体と状態を保つこと
の方が価値が大きいことがあります。

家でやることが全部“伸ばす”でなくても大丈夫です。
むしろレギュラーの子ほど、
整える時間に意味があります。


親がやりすぎない方がいいのは「良かれと思って全部足すこと」です

レギュラーの子の家庭で
いちばん気をつけたいのは、
親の善意がそのまま足し算になりすぎることです。

  • もっと振れば打てる
  • もっと投げれば強くなる
  • もっとやれば差がつく
  • せっかく出ているのだから今が勝負

こう思うのは自然です。

でも、子どもの野球は
足せば足すほど良くなるわけではありません。

特にレギュラーの子は、
すでに多くの負荷を受けているぶん、
家庭で必要なのが

  • 追加練習
    ではなく
  • 回復
  • 整理
  • 再確認

であることも多いです。

親が家庭でやるべきことは、
毎回新しい課題を持ち込むことではなく、
今の状態を見て、崩れないラインを守ること
かもしれません。

レギュラーの子の家庭では、
親は名コーチより
整える人、止める人、軽くする人
である方が合うことがあります。


まとめ|レギュラーの子の家庭では「増やす」より「整える」が大事になります

レギュラーの子は、
試合に出ているぶん、
すでに多くのものを背負っています。

だから家庭では、

  • 何でも足す
  • 毎日増やす
  • 弱点を全部埋める

よりも、

  • 疲れを見落とさない
  • 崩れ始めを整える
  • 基本の再現性を保つ
  • 投げすぎ、振りすぎを止める
  • 体づくりやケアを消さない

ことの方が大切になる場面が多いです。

レギュラーの子の自主練は、
「もっとやる時間」ではなく、
試合で出し続けるために整える時間
として考えると、かなり整理しやすくなります。

フルスイングファンでは、
レギュラーの子の家庭練習は
足し算より、整える時間
として持っておくことをおすすめします。


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